こどもの国牧場スタッフが不定期で
一言日記を更新していきます。
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2013/09/08
ファルの訃報
猛暑が続いた今年の夏。こどもどうぶつえんでは悲しいできごとがありました。
8月19日、ファラベラポニーのファルーチョが死亡したのです。
1978年当時のアルゼンチン大統領が、天皇家のお子様たちにポニーを贈られました。それが、ファルーチョとガルチョです。2頭はその後35年間、こどもどうぶつえんでおあずかりしてきました。
2頭とも今年で40歳、人間で言うと160歳ほどになるそうです。
毎朝、2頭が元気な顔をのぞかせてくれるとそれだけでホッとし、今日も1日頑張ろうと思わされたものです。ですがその日の朝は、ファルは倒れているのが発見され、それからわずか6時間後に静かに息を引き取りました。前日の夕方までいつものように元気にしていたので、本当に突然のお迎えでした。
ちょっと怖がりなところもあり、注射は大の苦手だったファル。とてもやさしい性格で他の馬たちとも仲良しでした。若い頃はツヤツヤの黒い毛が自慢の、スマートなカッコいい馬でした。ガルチョのことが大好きでいつも後を追い、姿が見えないと鳴いて探し回っていました。
ファルちゃん、あの大きな黒い瞳にもう会えないなんてとても寂しいですが、ガルちゃんと残された時間を大切に過ごしていきますね。これからもみんなを見守っていてください。